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【寝言】学士会報 第968号 その他

学士会報 第九六八号

今号も文系記事はつまらない話ばかりでしたが、『「敵国研究」の原点に戻ったロシア研究』だけは興味あるものでした。

対象物に寄り添うのではなく、どこか白けた突き放した態度をとるのが正しい在り方だと思います。

巻頭の米外交についての寝言は、トランプ・ブッシュの悪口を並べて妙に米民主党内の似非ヨーロッパ人気取りに寄り添った口吻で草生えました。

Boeing Starliner の怪音

若者の製造業離れが著しいアメリカで絶不調のボーイング社開発のトラブル続きの有人宇宙船スターライナーが、怪音を発していたようです。


www.youtube.com

SF なら宇宙指令 M774 みたいな暗号のはずですがw

昔の X-Files の最初の方にウルトラQの「宇宙指令 M774」そっくりの話があった記憶があるのですが、植え付けられた偽の記憶かもしれないですw

「操られる民主主義」

お盆の暑い頃に涼を求めて本屋に入ったけれど、適当に涼んだ後で何も買わずに出るのも申し訳ないと思ってジェイミー・バーレット著「操られる民主主義」という本を買って出ました。原著も訳本も2018年出版の内容的にやや古い本ですが、予想が当たったか外れたか答え合わせしながら読めます。雰囲気としては、共和政ローマから帝政ローマの移行期、パンと見せ物を供するのが支配者の義務になろうとする頃を彷彿させられ、その風潮に警鐘を鳴らしている感じです。あるいはキリスト教国化してゆくローマ帝国末期に、昔風の徳目を良しとして嘆く貴族かw

出版時はまだ生成 AI の勃興前ですが、すでに頭の切れる成功者としてサム・アルトマンも登場しています。ベーシック・インカムを推しているようでしたが、最近同氏がベーシック・インカムは機能しないと実験から結論付けたというニュースが流れてきたのを思い出します。

www.gizmodo.jp

またヴァンス副大統領候補が、シリコンバレーの脳天気な楽観的進歩主義にイラついていた 2017 年のコラムも思い出されます。

2年間、私はシリコンバレーに住んでいて、他の高学歴で完璧な生活を送っているように見える移住者たちに囲まれていました。自分の人生がどんどん良くなると皆が信じている世界に住むのは、状況が悪化していると正当に信じている人々が多くいる世界から来た私にとっては不快でした。そして、この楽観主義がシリコンバレーの多くの人々を、他の地域で直面している現実の苦悩に対して盲目にしているのではないかと疑っていました。そこで、私は故郷であるオハイオに帰ることを決めました。

www.nytimes.com

終末論的なスチーブ・バノンといい、トランプは暗い思想の人間を連れてくるのがやばいw 能天気な楽観物質主義 vs アメリカン・ネオゴシックの戦いか。