Fortran 12 位
AI などの演算性能がものをいうターンに入りつつあるためか、Fortran が 10位台に居ることが普通になってきました。運命の輪が回って、上が下になり下が上になりつつあるようです。
学士会報 第九六三号
今号はやや面白かったです。法律が科学の進歩を阻害している例が複数出て来て興味深く思いました。
前半の政治経済文化は、左翼教団の電波が弱くてまぁまずますです。 後半の理工系の話は、養老孟司の寝言を除けば、みな面白かったです
海外民間深海艇で伊豆・小笠原海溝に潜ってマントル露出を見に行く話では、日本の深海6500は性能的には深度一万メートル迄行けるのに、法的規制で 6,500m までしか行けない事を知りました。海外民間船の場合、この法規制はうけないようです。関東軍のように無視していくのが良かろうかと思いますが、先日のタイタニック号観光艇の implosion があったので規制も仕方ない面もあります。
天体の地球衝突を監視する話も興味深いものでした。衝突回避のため軌道そらそうとして失敗すると賠償責任が出るとか話が出てきましたが、むしろうまく小惑星の軌道を変えて中国に叩きつけると愉快かと思います。全滅させれば賠償を言い出す主体も法的責任も無くなります。先年ロシアに落ちたチェリビンスク隕石が直径 20m 程らしいので、これより少し大きい位のを雨と霰と降らせてみたいものです。
小型原子炉の話も心温まる話題ですが、話はやや詰まらないものでした。民主主義陣営では法的な問題が足を引っ張りますが、とりあえず共産圏や権威主義国だけ有利にならないようにしなければなりません。
自然界のキラリティーの話はかなり面白く、巻貝に一方の巻き方が生じる原因を遺伝子 DNA レベルまでたどることが出来たようです。細胞の第三卵割4→8に割れるところで、対称性の破れが紡錘体傾きから生じるそうです。上下が無いと C4 対称にならないので、重力で濃度勾配かなんかがあるんでしょうか?
人口酵素の話も興味深いものでした。生体内の酵素に範を求めつつ、生体由来の物質にこだわることなく材料を開発するという発想の進化がいい感じです。とりあえずヒ素は有機ヒ素にすると毒性が下がって、無毒化できると知りました。ただ法的には、ヒ素化合物が毒物扱いで実用化できないそうです。
過熱式たばこの話も、面白い記事でした。タバコは関ケ原の合戦以前に本邦にもたらされて、伊達政宗が一日三回規則正しく喫煙していたとか、貝原益軒の養生訓に出てくるとか、歴史的な経緯を交えて興味深いものでした。ニコチンは毒性も確認されており、依存性も強いものであり、ニコチンを溶液に溶かしたリキッドを気化させる電子タバコは薬事法の毒物および劇物取締法扱いで事実上禁止されているのに、溶液に浸したタバコ葉を加熱気化させる加熱式たばこは財務省管轄のたばこ事業法扱いで公認になっているようです。ニコチン依存症とたばこ煙の健康への悪影響に鑑みて、いかがなものかと思われます。
ヤギ髭の怪しい風貌のおっさんの宇宙コーナーは、アンドロメダ星雲の話でしたが、イントロがさらば宇宙戦艦ヤマトの地球防衛軍旗艦の宇宙戦艦アンドロメダで魂消ました。
以前、iphon13mini でアンドロメダ星雲の写真を撮りましたが、露光の溜め込みが少なくてよく写りませんでした。この時は、溜め込み時間の変え方を知らなくて3秒しか溜め込めませんでしたが、メニューから10秒迄溜め込み時間を変えられることを知りました。また撮影に挑戦してみたいものです。