スパコン Top500
スーパーコンピュータ Top500 秋号が出ましたが、東北大 AOBA-S(NEC SX vector 機)が HPCG 10位(Linpack 50 位)に入っておりました。アメリカが GPU 一辺倒の今、日本は ARM CPU のみの Fujitsu と Vector 機の NEC の二本立てでこれを補完する形で頑張っているのが良いですね。うまく GPU を煽って AI 一辺倒 8bit float only 方向に向けさせて、このまま住み分け路線に入れることを願います。
実行効率は 5.5 % で富岳の約倍、GPU 機の 3〜5 倍くらいで、ベクトル機のコスパの良さから Linpack 順位から HPCG 順位の飛躍が見られます。なお国内順位では HPCG 2 位 Linpack 5 4 位の模様です。
Top500 HPCG and HPL-MxP give different rankings than HPL especially for the vector AOBA-S #sc23 #hpc #top500 pic.twitter.com/04K8kdwa7E
— VHPC (@VHPCworkshop) 2023年11月15日
And #Fugaku HPCG #1 (8th in a row!). We are proud and appreciate the support of the community as well as the JP taxpayers who support us so much. pic.twitter.com/XHbBwbh0Wh
— Satoshi Matsuoka (@ProfMatsuoka) 2023年11月15日
AOBA-S 諸元
なお 2021 年 11 月版を見ると、海洋研究開発機構の地球シミュレータ後継機が 10 位に入っていて Linpack で 49 位だったので、ほぼ同じようなスケール進歩をしているようです。
ドンガラが邪魔で数字が見えませんが口で言うには、地球シミュレータの実行効率は 5.6 %でした。