既体験感が「アルツハイマー病のまれな症状」

gigazine.net

今回の症例報告で取り上げられた80代の男性は、同じシーンを何度も繰り返し目撃しているという感覚を持っていました。男性は「同じ内容が何度も出てくる」と電子書籍メーカーに苦情を申し立てたり、「テレビが何度も同じニュースを流す」と言って技術者に連絡したりしていたとのこと。

男性は自分自身の体験について、「私がどこに行っても同じ人が道ばたに立っていて、同じ人が乗った同じ車が後ろにいて……同じ人が同じ服を着て、同じバッグを持って、同じことを言って車から降りてきます……新しいことは何も起きません」と語ったそうです。

そういえば、ミケランジェロ・アントニオーニの映画「太陽はひとりぼっち」のラストで、同じ場面が二度繰り返されていましたが、アルツハイマーのせいだったのかもしれません。