MS Azure Machine Learning Studio で任意のカーネル可
Microsoft Azure Machine Learning Studio は、無料で使えるクラウド計算サービスです。Jupyter Notebook 形式で Binder らしき回転する紐が出てきます。元々 Python2/3 と R の Kernel が用意されていますが、gfortran/gcc/c++もインストールされており、コマンドラインから使えます。Julia 言語もインストールでき、IJulia としてカーネル統合も可能なことが分かりました。
そこで、自作 fortran kernel も、ゆけるに違いないと実験したところ、若干の苦心ののち、可能であることがわかりました。問題点は二つありました。
問題点1
一つは、Kernel モジュールの pip によるインストールを Jupyter が起動している状態で、そのターミナルなどから行わなければならないことです。普通に pip すると、元々の環境に正しく影響しないようでした。
これは、以下のサイトに解決策を見出しました。
# Install a pip package in the current Jupyter kernel import sys !{sys.executable} -m pip install numpy
Installing Python Packages from a Jupyter Notebook | Pythonic Perambulations
問題点2
今一つは、MS Azure では(多分)Python2/3 の環境切り替えのために、素の状態では Python に path が通っておらず、それぞれのカーネルを選択した時に path を通す設定になっていることでした。IJulia や R は完全独自なカーネルですが、Fortran カーネルは Python のスクリプトなので、普通の kernel.json の設定では、path が通っておらず動きません。元々の Python 用の kernel.json を覗いて、丸写しで解決しました。
これら二点の修正で解決しました。なおこの方法は、Fortran に限らず任意のカーネルで可能と思われます。ただし、Fortran のように初めからインストールされている言語処理系以外では、言語のインストールから始める必要があります。
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