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【寝言】華胥之国

十八史略 巻一 三皇:黄帝軒轅氏

先のとても暑かった頃、十八史略のさらに略本を眺めて喜んでいたのですが、読むのが何度目かなので色々と矛盾点や今まで気づかなかった注釈の誤りなどに気が付いたりして楽しいです。

神話時代の三皇五帝偽書とされる孔安国の古文尚書序から取っているようで、中華民国の前の国歌だった南風之詩もこれまた王粛の偽作とされる孔子家語から取ってきていたなど、これまで内容を理解しないでスルーしていたところもありました。

そんな三皇の一人、黄帝軒轅氏がユートピアである華胥之国の夢に見た後、地上の楽園を実現し、その後龍の背に乗って空のかなたへ飛んでゆこうとしますが、家来を全員連れてゆけないので下っ端の家来は置いてゆかれることになって、下っ端共は必至に龍のひげにつかまるものの髭が抜けて落ちてしまいます。

羣臣後宮、從者七十餘人、小臣不得上、悉持龍髯。髯拔、墮弓。

https://18siryaku.kyukyodo.work/honbun/taiko/post-114.html

アフガンの空港大混乱 飛行機にしがみつき墜落死も

www.sankei.com

カブール国際空港は16日、国外脱出しようとする市民らで大混乱に陥った。現地の報道によると、空港内では何者かの銃撃で少なくとも5人が死亡。離陸する飛行機にしがみ付いた人が地面に落下し、複数人が死亡したもようだ。

華胥之国とはアメリカ合衆国はなのでしょうか。

版を重ねている割に、結構雑な誤りが残っています。