先日、中共の Fortran サイトを紹介しましたが、少しだけ中を見てみました。
2006年設立の NPO 法人によるもので、広告やPOPアップやhao123が出てくることも無く、比較的真っ当なサイトです。ただ資源コーナーには、相変わらずの電子書籍の違法コピーがうpられています。乞食の皆さんはレッツ・ゴー!
中国人(清華大学)による F95/2003 と銘打った資料(一応、違法ものではない模様?)をのぞいてみたところ、1行目からして
implicit real*8(a-z)
とあって、これで勉強する中共の学生さんも大変だなwと思いました。implicit real*8(a-h,o-z) は 77 時代にはよく使いましたが、その頃でも (a-z) は見たことがありません。団塊のお爺ちゃんたちが大喜びする大陸的おおらかさ(略
教程の所は結構面白いプログラム例もあります。Big Endian は、『大端』というようです。一つ勉強になりました。
アラビヤ圏サイトへ行くと、いまだに MS-Fortran Power Station の違法コピーが出回っていますが、fcode.cn によると、MS-Fortran Power Station や DEC/Compaq Visual Fortran は、Windows7/8/10 に対応していないらしく Intel Fortran や gfortran に乗り換えるべしと、特別ページまで作られています。
MS-FPS や DVF/CVF はライセンス認証が単純だったので、まだ広く不法に流通しているようです。また中国では、MS-Windows が代替わりしているのに、アラビヤ圏ではまだ XP/Vista とか使っているのでしょう。MS-FPS/DVF5 は Fortran90、DVF6/CVF6.x は Fortran95 まで対応です。
fortran66.hatenablog.com
ここで見たように、昔のコンパイラでは10倍くらい計算が遅いのですが、それも大陸的おおらかさ/アラーの神の思し召し(以下略
中共も元々は今のイスラム国みたいなものだから、ISIS もこの先どうなるか分からないです。ISIS Fortran とかw「回教王に俺はなる!」
オンラインで、固定形式のコードを自由形式に変換してくれるページもあります。
quill.fcode.cn