インテルのコンパイラーが、インテルの CPU に最適化されているのは当然ですが、AMDなどの互換 CPU に対して不当に性能を落としているのではないかという疑惑は昔からささやかれてきました。最近になって米連邦取引委員会でこの疑惑が事実だったと確認されて何らかの処分が下されるようです。
連邦取引委員会の文書は英語だし長いし法律用語がよくわからないしで、中身は見ていませんが、「Intel Compiler Reimbursement Fund」という名前からして、何かエンドユーザーにお金を返してくれるのではと期待してしまうネットイナゴな私です。でも用意されるお金が一千万ドルとか書いてあるようなので、大したことない気もします。
コンパイラ不当最適化問題は、インテルの沢山の不正行為の一部としてあげられているようなので、どうなるのか今後が注目されます。
以下参照
Intel Compiler Reimbursement Fund
http://www.compilerreimbursementprogram.com/
Intel Visual Fortran Forum
http://software.intel.com/en-us/forums/showthread.php?t=78392&o=a&s=lr
