fortran66のブログ

fortran について書きます。

IBM Power9 でハードウェア四倍精度実装

Ando's Processor Information Page の情報によりますと、IBM が Power9 でハードウェア四倍精度実装するそうです。
http://www.geocities.jp/andosprocinfo/wadai16/20160827.htm



Fortran では、単精度実数とデフォルト整数の語長が一致することになっていますが、このせいで今のところ整数型が 32bit になっています。ところが、64bit 時代を迎えて、配列長などが 2G 越えで符号付 32bit 整数ではオーバーフローしてしまう状況が出てきて、色々不都合が生じてきています。

無論最近のコンパイラでは、ソフトウェア的に四倍精度実数が実装されているのが普通になってきているのですが、やはりハードウェア的に四倍精度を実装して、全体のサイズをスケールアップしたい気もします。

まぁ色々微妙ですが。