Townhall with the Intel® Fortran Compiler Developers
新しい試みとして Intel Fortran 利用者の寄り合い webinar が昨晩深夜1時(JST)から開かれました。今までより質疑に時間を割いて、ユーザー側の意見を拾おうとする目的のようです。従来の講演者の講演ののち音声で質疑応答するという形式ではなく、講演者の他に何名か控えていてメッセージを送る形で質問を集めて区切りごとにそれに答えるお便りコーナー的な形式でした。
いずれアーカイブ公開されるはずです。
質疑で OpenACC 対応を聞かれていましたが、対応予定は無しで OpenACC から OpenMP への自動変換ツールが、ヨーロッパとアメリカでそれぞれ開発されているので、それで OpenMP にしてくれとのことでした。また intel llvm c++ の方は AMD や Nvidia に対応しているが Fortran ではどうかと聞かれて、今のところ考えてないという感じでした。
また Apple の Intel 離れにより Mac 対応 Fortran は今後無くなるようです。(旧版の ifort は Apple Silicon でも Rosetta によるエミュレーションで最新版が一応動作しています。)
スライドより 今後のロードマップ的なもの
現在の取り組み
スライドより 新機能
LLVM 利用による新機能として、メモリの初期化忘れチェックがより広範囲に検出できるようになったようです。
スライドより GPU offload
時間切れで GPU offload の話はあまりしませんでした。
spir64 は "64-bit Standard, Portable Intermediate Representation" の略号のようです。