intel compiler 講演
intel の Fortran/C++ compiler は backend を llvm ベースに変えつつありますが、その移行期についての解説がなされています。
旧来の intel backend 版は intel fortran classic (ifort)となり、次世代 llvm backend 版が intel fortran (ifx) の名を襲うようです。
Fortran compiler は、C++ に比べて若干遅い進行で 2022 年初頭に β 版から脱却する見込みのようです。llvm 版が intel backend 版に匹敵するようになるのは、さらに遅れて 2023 年を見込んでいるようです。
文法の対応状況としては、現在 F2003 におおむね対応した状況のようです。使い道が限定される割に文法的に直交性の悪い parameterized derived type と、使い道があるけど色々めんどくさい derived type I/O が特に重大な未対応要素のようです。詳しくは下記のページにあります。
F2008/18 の対応状況はまだこれからのようです。
visual studio からの ifx の利用
上記の講演では、windows visual studio からの ifx の利用方法も紹介されていました。 こんなところにメニューが隠れていようとは・・・
追記:言い忘れましたが、target が x64 版でないと出ません。
intel fortran classic の f2018 対応は済んだことになっていますが、文法エラーは出なくても中身は未実装とか、結構ボロボロです。
訃報 富永一朗先生死去
ご冥福をお祈り申し上げます。