fortran66のブログ

fortran について書きます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

カナ文字FORTRAN

カナ文字FORTRAN FORTRAN by Japanese Letters http://ci.nii.ac.jp/naid/110002718257ぴゅう太に先立つこと18年。命令のセンスも似てる・・・ ぴゅうた カナBASIC http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B4%E3%82%85%E3%81%86%E5%A4%AA G-BASICの主なステ…

CAF の critical,lock,atom の違い

機能の違いをつらつら読んで見ますと、以下のような違いがあります。 critical no flag blocking random order lock lock_type blocking random order lock+acquired lock_type+logical non-blocking random order atom atomic_logical_kind/atomic_int_kind…

F2008のCoarray等 並列処理関連機能について

平成23年度 HPF推進協議会 総会、「京」見学会 http://www.hpfpc.org/soukai_120419.htmlF2008のCoarray等 並列処理関連機能について (日本電気 林 康晴)NECでHPFをやってきた方がCAFについて紹介しておられます。興味深いです。 lock と atomic の考え方…

コンデンサの電位を計算

パリティ Vol.06 No.03 (1991) 62. のフォートラン入門より、平行平板コンデンサの作る二次元電場の電位を、ラプラス方程式のヤコビによる解法で解きます。forallを用い mask 配列を使ってコンデンサの電極は計算を飛ばすことにします。forall は並列代入操…

pi

Intel Fortran の co-array Fortran 機能はまだ試験的なもので性能的に糞らしいですが、ちょっと遊んでみます。現在の co-array 規格では、リダクション系の命令が入っていないので、自分で定義する必要があります。Fortran の自然数は1から始まるので、イ…

Myths About Scalable Parallel Programming Languages

Cray で PGAS 言語の chapel を開発している人の並列計算言語に対する意見。今のところ Part 1..7 まであります。(全8回の予定の模様)HPFについては Part 2 で、Co-Array Fortran については Part 7で述べてあります。 記事内の引用リンクが狂っているの…

RCE 74: Modern Fortran

Intel の Steve Lionel が最近の Fortran について語っています。インタビュアーが HPC 関係の人なので、MPI, CoArray, GPU サポート等などにも話が及んでいます。 http://www.rce-cast.com/Podcast/rce-74-modern-fortran.html http://www.rce-cast.com/med…

coArray Fortran (CAF)

冬の学校のビデオおよびスライド PRACE Winter School 2011 - Introduction to PGAS (Coarray Fortran and UPC) http://www.training.prace-ri.eu/training_material/?tx_pracetmo_pi1%5Buid%5D=77 ドイツ語なまり?の講義。一時間半弱語っています。 http:/…

6600/7700 primer by Jeanne C. Adams

http://nldr.library.ucar.edu/collections/technotes/asset-000-000-000-047.pdf 先年亡くなられた Jeanne C. Adams おばちゃんのルーツはこの辺にあったのですね。

Why (and Why Not) to Use Fortran - Instead of C++, Matlab, Python, etc.

Fortran と C++, Matlab, Python の比較。 Why (and Why Not) to Use Fortran - Instead of C++, Matlab, Python, etc. Nick Maclaren, Computing Service, University of CambridgeNick Maclaren, Computing Service, University of Cambridge http://www.f…

F2003 BIND(C...)

James Van Buskirk氏のサイトに、Fortran2003の機能でOpenGLを呼び出すプログラム例があります。同様のものに f03gl がありますが、それとは別系統のものです。 http://home.comcast.net/~kmbtib/Fortran_stuff/ 一番下の所にある Lesson シリーズがそれです…

千円電卓に関する備忘チラシ裏

千円の関数電卓はバックスペースがあったり、括弧が使えたり便利ですね。反復計算でない限りは数式そのまま入力方式より使いやすいような。 四捨五入による整数化表示法および元に戻す法。 FIX 0 FIX . EXP10ケタ テイラー展開係数の漸化式 有効数字10桁計…

てんとう虫シリーズ コンピュータ

1970年代 http://www.pointlessmuseum.com/museum/howitworkscomputerindex.php

ANSI ESCAPE SEQUENCE の利用

16bit DOS窓の時代は、ANSI.SYS を config.sys で読み込むことで、ANSI ESCAPE SEQUENCE が利用できたわけですが、32bit 対応になったあたりから ANSI.SYS が使えなくなっていました。 しかしながら UNIX系のターミナルではまだ ANSI ESCAPE SEQUENCE が使わ…

new Parallel Programming Features in Intel(Visual) fortran Composer XE

Intel の広報誌に Steve Lionel が、do concurrent と coArray について記事を書いています。なぜ forall が要らない子で、do concurrent が導入されたのか歴史的経緯から軽く書いてあります。 http://software.intel.com/sites/default/files/parallel_mag_…

エラーフリー変換

数学セミナーをちらりと読んでみました。 ちょっと見た感じでは、精度保証演算とはたんなる区間演算のことではなく、Kahan和の様に、丸め誤差分も浮動小数で表されることを利用して、丸め誤差の余りカスを集めあげて真値への収束列を作ることのようです。も…

Fortran2003 and beyond

結構前(2005年)のものなのですが、Fortran2003(及び若干 Fortran2008)の新機能がまとめられている記事がありました。CRAYの資料のようです。 スライド https://cug.org/5-publications/proceedings_attendee_lists/2005CD/S05_Proceedings/pages/Authors/L…

配列の配列のテスト

配列の配列を作りたいのですが、allocatable 属性ではうまくゆかないようで、pointer を使わないといけないようです。pointer を使ったら負けのような気もしますが、負けるが勝ちということで・・・ class(*)の万能 pointer を使いところですが、debugがめん…

Intel Visual Fortran Compiler Ver.13.0.0 が出ました!

そろそろ出る頃かと予想されていましたが、確かに出ました。 しかし、期待はずれなことに Fortran2003 の実装はほとんど Ver.12 と変わらず、Fortran2008 の方も大した進展もなく、ほぼ Windows8/VS2012 向け対応が入っただけのようです。CoArray 実行はオプ…

百年前と変わらぬ愚かな不逞鮮人は許しがたい

ねじの回転のように着実に締め上げてゆくべし。

マーナハン・中山の式

Murnaghan の読み方が分からりませんが、たぶんゲール系の名前でマーナハンと読むのではないかと思われます。マーナハン・中山の式を用いると、対称群の指標が機械的に簡単に求められます。多分マーナハンは代数的な方法を、中山が図形的な方法を示したと思…

Kostka数の変換行列を出力

Kostka数計算プログラムを Schur関数と単項対称式間の変換行列を出力する様に改造しました。 出力結果 λ = 6 までは文献によってチェック済み。 |λ| = 1 1 [ 1 ] 1 |λ| = 2 1 [ 2 ] 2 [ 1 1 ] 1 1 0 1 |λ| = 3 1 [ 3 ] 2 [ 2 1 ] 3 [ 1 1 1 ] 1 1 1 0 1 2 0 …

22 / 7 = 3.1428571428...

NHK-FMの長寿番組「名曲の楽しみ」が五月の吉田秀和氏の死によってこの先どうなるかと興味津々であったわけですが、とりあえず録音のストックが8回分くらいあって、先週まではそれが流されていました。 今週の放送によりますと、書き溜めてある原稿があと2…

Kostka number

あるヤング図に対応する半標準ヤング盤から特定の項を抜き出して個数を数えると、シューア関数と単項対称式の変換行列の行列要素が得られます。この数をコストカ数と言います。特定の項の抜き出しは、単項対称式式に対応する半標準ヤング盤を指定することで…

Semi-Standard Young Tableau

半標準ヤング盤では、マスを埋める数字に重複が許されます。 半標準ヤング盤はシューア関数との関係を深く持っています。半標準ヤング盤が得られれば、シューア関数の単項式による展開が得られます。 http://www.mth.msu.edu/~sagan/Papers/Old/schur.pdf シ…

Robinson-Schensted correspondence

対称群(置換群)の規約表現はヤング図で表わされますが、各々の置換も、標準ヤング盤二個の組で表すことができます。その組は Robinson と Schensted による非常に単純なアルゴリズムに依って求められます。その求め方は bumping とも言われますが、次々と…

Standard Young Tableaux

標準ヤング盤の生成を考えます。以前、整数の分割を行いましたが、それはヤング図に対応しています。その時と似たようなやり方を取ることにして、配列をスタックのように用います。 あまりよく考えていないので、まだ冗長かと思います。この先、半標準ヤング…

並列命令の元祖

Computer History Museum http://www.computerhistory.org/ のサイトに、ILLIAC IV を紹介した当時(1974)のパンフレットがあります。 http://www.computerhistory.org/brochures/full_record.php?iid=doc-4372957044511 ILLIAC IV は、並列コンピュータの祖…

幼女のためのFortran入門

最近、幼女の間で Ruby が大人気と耳にしました。 そこで、Fortran でも幼女向けの入門書が必要なのではないかと思い構想を練り始めましたが、ネットを検索していたところすでに1972年にアメリカで同趣旨の本が出版されていることを知りました。 http://losp…

自己出力プログラム

自分自身を出力するプログラム、通称 Quine を Fortran2008 で拡張された g フォーマット機能を用いて書いてみます。Quine は慣例でクワインとカナ書きしますが、以下のページには /kwi:n/ と発音が書いてあります。まぁ日本ではクワインと呼べばよかろうと…