最近のオモシロ記事
ニュージーランドでテレビゲーム FORTNITE 狂のオーストラリア人がイスラム教徒を射殺した事件の記事で、犯人の男が中共のウイグル人抑圧政策を賛美していたとありました。
いまオーストラリアが中共に侵略されつつあるというのに、空気の読めなさが笑えます。実は中共の仕込みではないのかとさえ疑われますw
ただそれ以上に、面白かったのは、第一次大戦でオーストラリア・ニュージーランドのアンザック兵が大損害を出したガリポリの戦いの記念日が両国で祝日になってお祝いされているという所でした。
ガリポリの戦いは、チャーチルが西部戦線の膠着をどうにかしようと、裏側のトルコ上陸を思い付き、軍部の反対を押し切って無理に実行し大損害を出した戦いですが(シビリアン・コントロールもどうかと思われます)、アンザック兵は捨て石扱いです。ガリポリという名は悲劇の代名詞で、その日は暗黒の日だったはずですが・・
チャーチルは戦争屋 (warmonger) として悪名高かったですが、結局これで失脚・政界引退で、第二次大戦の直前に、チェンバレンの平和主義破綻後に、引っ張り出されるまで、田舎の領地に引き籠って下手糞な油絵を描いていました。同じへっぽこ画家仲間のヒットラー総統のおかげで政界復帰です。
チャーチルのノーベル文学賞受賞作『我が半生』(古本屋でバートランド・ラッセル『怠けの勧め』と合本、公爵様と伯爵様の組み合わせですが、五百円w)はボーア戦争あたりで終わりですが、途中で出てくるエジプト進駐軍時代の軍人の知り合いの多くが脚注でガリポリで戦死と書かれています。
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マレーの虎山下少将のマレーの快進撃の時も、シンガポール防衛線では、最前線が印度兵、その次がアンザック兵、その後ろの要塞の所にスコットランド・ウェールズ・アイルランド兵が置かれていて、そして壁の内側にイングランド兵とブルドッグが隠れていました。
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オーストラリアはこの前まで白豪主義で、本来のネイティブをアボリジニー呼ばわりする、南アフリカと大差ない国だったのですがw 支那から見れば、羊の多いニュージーランドは羌族のイメージが被さりましょう。