岩波文庫版
p94
学而篇が孔子学徒に学問の方針を示すものであり、従って孔子の思想を伝えることを主眼としていないのに反して、斉魯二篇の他の一篇たる郷党篇は全然孔子の面影をつたえようとしたものである。
全然の副詞用法1;「すべての点で」。
p99
しかし学而篇においてのように弟子自身の思想を言い現わした弟子の語は、為政、八佾、里仁、公冶長、雍也、述而、子罕の七篇を通じて、ただ一つの例外を除くほか、全然現われて来ないのである。
全然の副詞用法2;全然・・否定語「全く」。
(ここでイタリックは原文で傍点)
孔子。あなご。餃子。