fortran66のブログ

fortran について書きます。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

バナナの皮で滑って転ぶ

私の知っている限り一番古いバナナの皮で滑って転ぶのは、バスター・キートンの無声映画『キートンの探偵学入門』Buster Keaton Sherlock Jr. (1924) です。 http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=cC1aD7e4ZHs#t=599s キートンは元ボー…

1994年のオライリー出版物リスト

1994年誤植訂正版のMigrating to Fortran90の巻末付録より。 全出版物が変形A5版におさまっている。プログラム言語としてはC,Fortran本があり、その他Perl本も見えている。この本を買ったころとはずいぶん世の中の風景が変わってしまったw

Fortran2003 での可変長文字列

ソース・プログラム program text0 implicit none character(:), allocatable :: text text = 'FORTRAN77' print *, len(text) text = '12345678901234567890' print *, len(text) stop end program text0 実行結果 9 20 続行するには何かキーを押してくださ…

配列シフト関数の使用例

ソース・プログラム program shift implicit none integer, parameter :: n = 3 integer :: ia(n, n) integer :: i, j character(len = 30) :: fmt write(fmt, *) '(', n, 'i5)' forall(i = 1:n, j = 1:n) ia(i, j) = i - 1 + 10 * (j - 1) print fmt, ia pr…

Fortran 歴史的遺物

Fortran は1950年代から過去との互換性を重視して、あまり機能を削らずに進化を続けたために、進化の過程で取り残された意味不明な命令がたくさんあります。メモ帳代わりに書いておきます。 DIM 関数 (DIMINISHING function) DIM 関数とは、DIM(x, y) x - y …

配列の一括操作

Fortran での配列 Fortranの配列は、等質なデータがメモリ上に連続的に等間隔に並んでいるものに対応しています。何かの次に何かがあるという順序数に対応する一次元リスト構造のイメージより、等質なものが規則的に並列に並んでいるイメージに近いと思いま…

反復と射

正月なので随想をば思いつくままに書きます。Modern Fortran において留意すべき点として、FORTRAN77 まではソースコード上で区別されていなかった繰り返し構造を、概念的に大きく二つに分けて記述できる点にあると思います。その二つの区分の呼び名として適…

浮動小数フォーマット

かつてはハードウェア毎に浮動小数フォーマットが異なっていて、汎用性のある数値計算プログラムを作るのが困難でした。Fortran90ではそのような問題を解決するために、浮動小数に関する情報を得るための命令がたくさん用意されました。もっともFortran90が…