ACM SIGPLAN Fortran Forum１２月号出る！

ACM SIGPLAN Fortran Forum１２月号

今号は記事二本、うち一本は実質連載のコンパイラ対応状況。１号分遅れの情報は Chivers のサイトで見られます。

今回のオリジナル記事は、Fortran コンパイラのチェック用オプションを使うと、MODULE のインターフェース部だけを生成出来るという機能を用いて、まずインターフェース部であるの mod ファイルだけを生成した後、実際のオブジェクトファイルを生成するとコンパイル時の相互依存性が無くなって、並列コンパイルできるようになり、全体としてのコンパイル速度が向上するという面白い記事でした。

Fortran2008 ではコンパイルのカスケードを防ぐために、sub_module という仕組みが導入されて、インターフェース部と実装部を分離して書くこともできるようになりましたが、それとも少し違うひとひねりで面白いアイデアだと思いました。