NHK-FMの長寿番組「名曲の楽しみ」が五月の吉田秀和氏の死によってこの先どうなるかと興味津々であったわけですが、とりあえず録音のストックが８回分くらいあって、先週まではそれが流されていました。
今週の放送によりますと、書き溜めてある原稿があと２０回分ほど残っていて、それが丁度今年末までの放送分にあたるとのことで、番組プロデューサーがそれを元に放送を続けるそうです。なお、年末最終回ごろには特別番組もあるそうです。
名曲の楽しみは、日曜の朝から吉田秀和氏のつまらなく頭に残らない講義を聞かされる番組でありましたが、紹介される演奏は中々耳に残るものが多く、結構紹介されたCDなどを探して買いました。
昔、モーツァルトの番組を延々やった後、翌週からまたしてもモーツァルトの生涯を幼年時代からたどってだらだらのろのろと話し始めて、新聞の週間分FM番組表の投書欄に苦情の投書が載った事を覚えています。*1
とまれご冥福をお祈りいたします。
*1:ケッヘル番号が新ケッヘル番号に変わったからまたやるんだという理由付けを聞いたような気もします。
